日私教研からのお知らせ:所長室からのメッセージ

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日私教研からのお知らせ

おもてなしの心と紫陽花の花

№ 49 (2018年6月)

紫陽花の色づく季節は全国の私学経営に携わる人々が集う私学経営研修会の季節でもあります。今年度は石川県金沢市で6月7日・8日の両日ANAクラウンプラザホテル金沢で開催させて頂きました。
開会式には谷本石川県知事、山野金沢市長のご臨席を仰ぎ、基調講演は和倉温泉「株式会社 加賀屋」相談役の小田禎彦氏に「おもてなしの心~加賀屋の流儀~」と題してご講演頂きました。

「加賀屋」は明治39年に創業され、とりわけ先代女将 故小田孝さんのおもてなしの心を基本にした、きめ細やかな心配りが評判を呼び、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続総合1位を獲得、台湾政財界の要請で北投温泉に開設した「日勝生加賀屋」など飛躍を続けています。さらにタイ・ベトナム・ロシアからもオファーがあり、今や日本を代表する「おもてなし文化の伝道師」の役割を担っています。

おもてなしの心は、対価を求めず相手の喜びを自分の喜びとすること、日本文化をしっかりと継承し、お客様に質の高いサービスを提供できるよう様々な工夫をすることなど、加賀屋の流儀は私立学校の経営に通じるものがあると興味深く小田氏のお話を拝聴させて頂きました。

また、加賀屋は戦前戦後、ほとんど無名に近く、苦労の末脚光を浴びたという話を聞き、何故か紫陽花を連想してしまいました。日本の固有種である紫陽花は、ごく近年まで人々に顧みられることが少なかったと言います。花言葉は移り気、無常など・・その後フランス人により色が変わらず花(ガク)が大きい西洋紫陽花に品種改良され脚光を浴び、その流れの中で昔からの紫陽花も見直されるという歴史があるからかもしれません。
蛇足ですが雨に濡れる紫陽花の葉にカタツムリ、これは私達が頭の中で合成した梅雨のイメージです。実際は紫陽花の葉に含まれる毒素を嫌いカタツムリが紫陽花の葉に近づくことはほとんどありません。

私立学校の経営も固定観念、先入観を捨て、細やかな心配りを忘れずになどなど、盛り沢山のヒントとお世話になった皆様への感謝を胸に北陸新幹線に乗り込みました。

所長 中川武夫

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